Newsニュース

post-pay導入事例:明海大学PDI浦安歯科診療所さま

post-pay導入事例:明海大学PDI浦安歯科診療所さま

明海大学PDI浦安歯科診療所

患者さまの「すぐ帰りたい」を実現する、post-pay活用ストーリー


明海大学PDI浦安歯科診療所

URL: https://www.meikai.ac.jp/pdiurayasu/


担当者

課長 本間様
係長 小笠原様


業種

医療・歯科


活用用途【後払い決済】

会計待ち時間削減、患者さまサービス向上、業務効率化


導入前の状況

1. 矯正歯科を中心に、授業の合間に来院する学生や次の予定が控えている患者さまが多く、診療後の会計待ち時間が大きな負担となっていた。

2. 小児矯正では子どもだけで受診し、後日保護者が支払いのために来院しなければならないケースが多く、患者さま・スタッフ双方にとって負担となっていた。

3. 患者さまと受付スタッフ、歯科医師それぞれの時間感覚のギャップにより、会計待ちによるストレスや診療録入力の遅れが患者サービスの低下の要因となっていた。


要件や選定の決め手

1. 診療後すぐに帰宅でき、後日自動決済される仕組みにより、会計待ち時間を限りなくゼロにできること。

2. 患者満足度向上と業務効率化を同時に実現でき、診療側と受付側双方の負担を軽減できること。

3. 大学附属診療所として54名の従業員を擁する組織で、円滑に運用できること。


導入による効果

1. 2025年12月31日時点で登録者数89名、月平均46名が利用する定着したサービスに。

2. ピンク色のファイルや黄色い診察券ケースなど、視覚的な工夫により運用がスムーズに。診察券の渡し忘れも大幅に減少。

3. 患者さま・スタッフ双方のストレスが軽減され、診療所全体の業務効率が向上。歯科医師も患者さまへの診療時間を十分に確保できるようになった。


歯科運営のDX化。歯科医療の総合的な支援を行う明海大学PDI浦安歯科診療所


―[株式会社ミック(以下、「MIC」)]明海大学PDI浦安歯科診療所さまの事業についてお聞かせください。


明海大学PDI浦安歯科診療所は、明海大学病院(埼玉県坂戸市)の付属診療所として2005年3月に千葉県浦安市の明海大学浦安キャンパス内に開設されました。

歯科・歯科口腔外科・矯正歯科・小児歯科の標榜に加え、予防歯科、審美歯科、インプラント治療を併設しており、歯学部在籍の専門医スタッフによって診療体制を構築している点が特色です。

また本診療所の呼称である「PDI(Post-Doctoral Institute of Clinical Dentistry)」とは、歯科医療のスペシャリスト、さらには患者さまに最適な治療を提案できるディレクターとしての歯科医師を養成する卒後研修機関です。現在、機能保存回復学講座オーラルリハビリテーション学分野のスタッフを中心に研修医の受け入れを行っており、従業員数は54名(2026年1月1日現在)を数えます。


明海大学PDI浦安歯科診療所さま

「まだですか?」の声が日常的に。時間感覚のギャップが生む課題


―[MIC]「post-pay」を導入された経緯について教えてください。


post-pay導入前は、特に矯正歯科の患者さまを中心に、会計に関する課題を抱えていました。

明海大学浦安キャンパス内という立地から、授業の合間に来院する学生患者さまも多く、診療後の会計待ち時間が大きな負担となっていました。「次の授業があるのですが、お会計はまだですか?」という声が日常的にあり、患者さまも待ってくれるのですが、学生という立場上、授業に遅れるわけにはいかないという切実な状況でした。


―[MIC]会計待ちの際、具体的にどのような状況だったのでしょうか。


会計でお待ちの患者さまから「まだですか?」といったお声をいただくことが多く、その都度診療室の先生方に「お会計を待っている方がいらっしゃるので、カルテ入力をお願いします」とお伝えするのがストレスでした。

先生方としては、体感的にはそれほど時間が経っていないので患者さま、会計係との時間感覚のギャップがすごく大きくて、それが負担になっていました。

患者さまの中には「急用があり、後ほどお支払いに伺います。」とおっしゃるケースもあり、そうすると未納になるのですが、カルテ入力も途中なので、会計金額をお伝え出来ないというストレスもありましたね。

小児矯正では、子どもだけで受診して後日保護者が支払いのために来院しなければならないケースも頻繁にあり、患者家族にとっても二度手間となっており、一方では会計係の管理も増えてしまう、といった課題がありました。


ピンク色のファイルと黄色いケース。視覚的な工夫で運用をスムーズに


―[MIC]実際に「post-pay」を導入してみて、苦労された点はありましたか?


サービス自体の導入については、特に大きな問題はありませんでした。患者さまへの周知についても、サービス開始の約1か月前からチラシを配布していたため、スムーズに移行できました。

一方で、後払い患者さまとそれ以外の患者さまをどのように判別・運用するかについては、診療側と受付側で約1ヶ月間にわたって協議に時間を要しました。


―[MIC]具体的にどのような協議をされたのですか?


post-payの患者さまとそれ以外の患者さまを一目で分かるようにするにはどうしたらいいか、という点から始めました。一般の患者さまには会計で予約を書いて診察券を返却していたのですが、post-payの方は会計待ち時間が「ゼロ」となるため、診療終了後、診療室側で渡すようにした方が良い、と考えました。

また、処方箋も今までは会計時に渡していましたが、会計を通すと待ち時間が発生してしまうため、診療室で渡す方が患者サービスにつながります。自費の患者さまの見積書のお渡しも、診療後に受付で待ってもらっていたのですが、それではpost-payの意味がなくなってしまいます。こうした細かな運用ルールを、歯科医師(副所長)、歯科衛生士(主任)、そして私(事務係長)の3人で話し合い、すり合わせていきました。

決まったことは医局会で診療所スタッフ全員に協議事項として報告し、意見があれば教えてくださいという形で、徐々に徐々に詰めていきました。全員で話すとたくさんの意見が出すぎてしまうので、代表者で協議して全体に共有するというプロセスを取りました。


―[MIC]post-pay利用者を一目で分かるようにする工夫について、詳しく教えてください。


カルテの表面に薄いピンク色のファイルを入れて、その人たちがpost-pay利用者だとわかるようにしました。物理的にもわかるようにしたかったんです。そのピンク色のファイルの中に領収書を入れておけば、次回来院時に「これが前回の領収書です」と渡せるようになります。

浦安歯科診療所でいち早くルーティンを工夫できたことで、同時期にpost-payを導入した分院であるPDI埼玉歯科診療所でも、同じ方式の運用を採用できました。


―[MIC]診察券の運用はどのように工夫されましたか?


最初はカルテファイルの上のところにポケットをつけて診察券を入れていたのですが、それだとそのまま入れっぱなしになってしまい、渡し忘れが多かったんです。

その課題対策として、post-pay利用患者さまには黄色いネックストラップの診察券ケースに入れて、首から下げてもらうか手で持ってもらうようにしました。診療室に入って予約を取るときに先生に渡してくださいと言えば、もう忘れないんです。黄色いと目立つので、これを採用してから診察券の渡し忘れはかなり減りましたね。

患者さまには帰るときに先生から「これは受付に返しておいてください」と言ってもらいます。そうすれば受付に寄ってネックストラップを返してもらう際にも、「診察券が入っていない」ことが確認できるので、二重チェックで患者さまに渡し忘れていないことを確認できます。


明海大学PDI浦安歯科診療所さま

―[MIC]そのアイデアはどこから出てきたのですか?


事務の月1回の話し合いで、「診察券の渡し忘れはどうしたら防げるかな?」という話になって、みんなで案を出し合い「診察券を入れたネックストラップを首からかけたらいいんじゃないか」という提案が出ました。

他にも何個か候補があって、それをアンケートにして診療所スタッフ全員に送り、「どれがいいですか?」と聞きました。アンケート結果を踏まえて、多数決でアイデアを採用しています。新しい取り組みを導入する際には、まずこちらで運用を検討し、必要と判断したものについてアンケートを実施します。そのうえで、回答者の意見を尊重しながら導入を進めています。


登録者89名、月平均46名が利用。チェア毎のプリンターで処方箋も診療室で渡す


―[MIC]導入後の変化・効果についてお聞かせください。


post-payの運用は、2025年3月10日から開始しました。2025年12月31日までの実患者さま数は3,104名で、そのうちpost-payの登録者数は89名となっています。

2025年12月単月では、実患者数1,765名に対し、post-pay利用者は1日平均2名、1か月約40名となっています。導入後からの利用者数は、月平均で約46名と、一定のペースで利用が定着しています。

数字以上に実感している効果として、診療終了後にすぐ帰宅できる環境が整ったことによる、患者さま・スタッフ双方のストレス軽減があります。受付の混雑緩和や、診療後の時間の余裕が生まれたことで、診療所全体の業務効率が向上しました。


―[MIC]処方箋の運用はどのように変更されたのですか?


処方箋は、先に処方薬だけをカルテに入力して保存して発行します。今、チェアに1台ずつプリンターを設置しているので、発行してチェアーサイドで患者さまに渡してくださいという運用にしています。ただ、カルテ入力を忘れてしまう時もあるので、そこがまだ懸念事項ですね。


―[MIC]実際に本サービスをご利用になった患者さまの反応はいかがですか?


患者さまからは「診療が終わったらすぐ帰れるので助かります」「時間を気にせず通院できるようになった」といった声を多くいただいています。

特に小児矯正の保護者からは、子どもだけで受診でき、支払いのために改めて来院しなくてよくなった点が好評です。学生患者さまからも、授業や塾との両立がしやすくなったという評価をいただいています。

矯正の患者さまは月に1回通院し、処置費がだいたい5,000円を超えたりするので、親御さんも子どもにお金を持たせるのが心配というケースがあります。post-payに登録しておけば、お金を子どもに持たせずに通院させられるので、矯正の患者さまの登録が特に多いかもしれません。


―[MIC]従業員側からの反応はいかがでしょうか。


歯科医師からは「自分たちの仕事が少し増えた」という声もありましたが、今までは診療後すぐにカルテ入力をしないといけなかったのが、その負担が緩和されことで、患者さまへの診療時間を十分に確保できるようになったという点では、すごくいい効果だとお話がありました。

受付スタッフにとっても、会計待ちの患者さまから「まだですか?」といった問い合わせが減少した結果、診療室へカルテ入力依頼をするために何度も足を運ぶ必要がなくなり、業務負担やストレス軽減にもつながりました。すぐ帰りたいという人には、もっと積極的にpost-payをお勧めするようになっています。


明海大学PDI浦安歯科診療所さま

DX化推進でさらなる効率化を目指す


―[MIC]今後の展望についてお聞かせください。


今後は、post-payによる会計業務の効率化を基盤として、予約システムのDX化や、音声による診療録入力補助などの導入を検討しています。

音声入力システムについては、実際に見学に行ってきたのですが、患者さまとの会話を録音しておけば、それを診療カルテへ自動的にSOAP方式で登録されるのです。先生方がキーボードで入力する手間が省け、さらに診療に集中できる環境が整います。また、録音データが残ることでカスタマーハラスメント対策にもなります。

post-payで先生方には少し負担をかけたので、そのようなバックアップをすることで、先生方へのモチベーションアップへつながることに期待しています。

診療室側の手間をさらに軽減することで、患者さま対応や診療の質向上により多くの時間を充てていきたいと考えています。 一方で、課題としては診察券の返却忘れ、処方箋発行時の対応フロー、決済エラー時の対応などが挙げられており、今後は運用ルールのさらなる整理や、システム面での改善を進めていきたいと考えています。

大学附属歯科診療所として、今後も患者さまと医療スタッフの双方にとって負担の少ない診療体制を目指し、積極的にDX化に取り組んでいきたいと考えています。


明海大学PDI浦安歯科診療所さま

取材のご協力、ありがとうございました!


記載されている情報は取材時点のものです。サービスの名称や内容が最新の情報と異なる場合があります。

【施設概要】

施設名: 明海大学PDI浦安歯科診療所
所在地: 千葉県浦安市(明海大学浦安キャンパス内)
開設: 2005年3月9日
従業員数: 54名(2026年1月1日現在)
診療科目: 歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科、インプラント治療
ウェブサイト: https://www.meikai.ac.jp/pdiurayasu/
post-pay導入時期: 2025年3月10日
年間実患者さま数: 3,104名(2025年1月〜12月)
post-pay登録者数: 89名(2025年12月31日時点)
post-pay利用者数: 月平均46名


●あわせて読みたいお役立ち資料:「会計あと払い post-pay」はこちら
●あわせて読みたいお役立ち資料:「患者さんに喜ばれる「会計あと払い post-pay」とは?(動画)」はこちら



│投稿者│株式会社ミック デジタルマーケティングチーム

株式会社ミックが運営する歯科医院さま向けのコラムです。
弊社デジタルマーケティングチームが歯科にまつわるトレンド情報を定期的に発信しています。

Reference関連情報