Newsニュース

歯科医院のホームページは集患に必須ツール?その理由と対策のポイント

歯科医院のホームページは集患に必須ツール?その理由と対策のポイント

開設していない、または公開はしているものの更新が途絶えてしまっている方などからは歯科医院のホームページへの意義や活用方法を見いだせていないという声をよく伺います。今回は歯科医院のホームページの必要性や公開にあたっての対策などのポイントについてまとめました。

変化した患者さんの行動

消費者庁が公表している令和3年版の「消費者白書」では、インターネットの利用率が全世代平均で約73%となっており、10代から40代では95%を超える利用率となっています。またその目的としては90%近くが情報収集(検索、閲覧)のために利用しているそうです。

さらに総務省が公表している令和2年版「情報通信白書」では2019年における世帯の情報通信機器の保有状況をみると、「モバイル端末全体」(96.1%)の内数である「スマートフォン」は83.4%となり8割を超えています。「パソコン」は69.1%、「固定電話」は69.0%となっています。

これらの数字からは、スマートフォンで情報収集を行い、オンラインでコミュニケーションをとることが日常風景であり、患者さんの生活スタイルが数年前とは変化をしているということが読み取ることができます。

以前は情報元が発信する情報を受動的に得ることしかできませんでした。しかし今では手元にあるスマートフォンでインターネットに接続し、あらゆる情報を得ることができるようなったことで、消費者側が能動的に情報を取捨選択できるようになりました。つまりこれがホームページを開設し活用することをおすすめする理由です。集患を考えたとき、歯科医院が行う重要な施策のひとつと言っても過言ではありません。患者さんは近所に歯科医院があることが分かっていても、まずは通いたいと思う歯科医院をスマートフォンで検索し、情報を収集するのです。

そのため、患者さんへ歯科医院の魅力をしっかりと伝えることができるホームページがあるかどうかということが大切なポイントとなるのです。もし患者さんの意にそぐわなければ、比較検討する中で優先度が下がる可能性があるかもしれません。ましてやホームページが無いとなると選択肢の候補にさえ挙がらないかもしれません。患者さんにしっかりと見てもらい、選んでもらうことこそがホームページの役割であり、重要なことなのです。

開業からある程度期間を経過していて、リピートの患者さんがいる歯科医院ならさほど意識しなくてもよいかもしれません。とはいえ患者さん側が変化しているのですから、歯科医院もその変化に対応していかなければ、いずれは患者さんが離れていくことになりかねません。事業継承し経営を継続していくことを見据えるなら、いつかは必要なツールになってくることでしょう。

いっぽうこれから新規開業をするならば、必須な施策であるといっていいでしょう。まずは開業したことを伝える内覧会やイベントなどのPRのために、簡易的なホームページを用意しておくことを検討してもよいでしょう。

  

※歯科集患については「患者はマーケティング視点で集める!歯科医院における集患施策のポイント」をあわせてご覧ください。

  

開設に向けて何をする?

ホームページを開設するといっても、何から手をつけていいのか迷う方は多いのではないでしょうか。手始めに行うことで、より効率的にホームページ開設を進めるのに役立つポイントをご紹介します。

  

他の歯科医院を調査しよう

知り合いでも知り合いでなくても、他の歯科医院のホームページを調べてみましょう。そうすることで自医院のホームページの完成イメージが想像しやすくなります。気になった歯科医院はブックマークをしておきましょう。制作を依頼する際に参考として伝えることで、より具体的な話をすすめることができます。

・他の歯科医院がどんな情報を掲載しているのか
・ページ構成(ページ数)、カラー、テイストの好み
などを確認すると、より具体的なホームページの完成イメージをまとめるのに役立ちます。

  

制作会社を調査しよう

ホームページの制作会社は数多くありますので、一見して違いが分からずどこへ依頼したらよいのか迷うことでしょう。まずは制作会社の制作実績(ポートフォリオ)と、その数を確認することをおすすめします。そうすることで制作会社の強み(どんなデザインが得意なのかなど)や弱みが見えてきます。

・求めるデザインの制作実績があるのか
・色使いやテイストなど、イメージにマッチする制作実績があるか
などの視点をもって確認することで、比較する制作会社を判断する基準になります。

  

ホームページについて学習しよう

インターネットやホームページの仕組みを大まかに理解しておくことは大切です。なぜなら制作を外注する際に、ある程度知識を持っていることで、やりとりがスムーズに行えるからです。ただしすべてを理解してからホームページの開設に取り掛かるというより、並行して理解を深めていくというイメージで学習を進めていくとよいでしょう。

・サーバーやプロバイダーといったインターネットの仕組み
・HTMLやCSSなどのホームページが表示される仕組み
などを書籍一冊読むくらいで得られる基本的な知識を大まかに捉えておくことが大切です。

こういった行動を起こすことで、漠然としていたホームページの輪郭の把握に役立つので実践してみてはいかがでしょうか。そして並行して「誰に向けて何を伝え、どういった行動変容をしてもらいたいのか」というホームページを開設する目的を具体的にまとめてみましょう。

  

開設後、何をしたらいいのか

すでにホームページを開設している方ならば、目的を思い返してみましょう。もしその目的が明確でなく、漠然としているようならば、あらためて明文化してみるとよいでしょう。

また医院情報や診療方針などの公開している内容、デザイン・構成などの定期的な見直しを行うとよいでしょう。さらに患者さんへ伝えたいことを日々発信することなども大切です。

例えば、通う歯科医院を比較検討している患者さんがホームページを見たとしましょう。その際、古い情報を掲載しているホームページと新しい情報を掲載しているホームページの歯科医院では、どちらの印象がよいでしょうか。インターネットで何かを購入しようとして、口コミや商品情報などから、同じような経験をしたことのある方は多いのではないのでしょうか。

ホームページの技術は日進月歩で、大量の情報が常に発信され更新されており、いまの技術や情報はあっという間に古くなっていることはよくあることです。だからこそ定期的な見直しを行い、歯科医院として新しい情報を伝えていく活動がホームページの開設後には重要といえるでしょう。さらにデザインなども流行り廃りがありますので、必要に応じて見直してみましょう。

  

歯科医院に合った集患方法を

時代の動向や技術の進歩によって、その時に必要な集患方法は変化していくでしょう。ホームページも数年後には、別のものに取って代わっている可能性がある時代です。とはいえ何も取り組まないことでの機会損失は大きいものです。患者さんの行動が変化したことで、現時点では集患方法としてホームページに有用性があるのではないでしょうか。そして何がいちばん歯科医院に合っているのか将来を見据え、集患方法の選択を行っていきましょう。

Reference関連情報